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EV充電の基礎知識

EV POINTS

EV充電器のおすすめメーカーは?選び方のポイントを徹底解説

 

「駐車場にEV充電器を設置することになったけど、どのメーカーの製品がいいのかわからない……」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
電気自動車にも種類はありますが、その充電器にも多くの種類があるので、どれを選ぶべきか迷ってしまいますよね。

 

そこで本記事では、メーカー別のEV充電器の特徴や、選び方を紹介します。
駐車場の規模に適した、価格も手ごろなEV充電器をお探しの方は、参考にしてみてください。

EV充電器とは

EV充電器とは、電気自動車(EV車)やプラグインハイブリッド自動車(PHEV車)のバッテリーに電気を供給する充電器のことです。

 

種別でみると、「充電ケーブル」と「急速充電器」、「ケーブル付き普通充電器」の3タイプがあります。
充電ケーブルは、コンセントから電気自動車に充電が可能な小型のケーブルで、一般的には電気自動車のなかに積み込まれます。

 

一方、急速充電器とケーブル付き普通充電器は、ガソリンスタンドや公共の駐車場などに設置されている、大型の充電器です。
特に、急速充電器は世界的に使用されており、国内でも製品化しているメーカーが複数あります。

EV充電器メーカーの一覧

現在、日本国内には、EV充電器が3万基以上、充電スポットが約2万か所存在します。
以下に、EV充電器の製造を行っている主なメーカーを紹介します。

 

EV充電器のメーカー一覧

  • ・NEC
  • ・NTTファシリティーズ
  • ・菊水電子工業
  • ・九電テクノシステムズ
  • ・キューヘン
  • ・サイカワ
  • ・GSユアサ
  • ・JFEテクノス
  • ・新電元工業
  • ・シンフォニアテクノロジー
  • ・高砂製作所
  • ・デルタ電子
  • ・デンゲン
  • ・東光高岳
  • ・ニチコン
  • ・日鉄住金テックスエンジ
  • ・ハセテック
  • ・日立製作所
  • ・日東工業
  • ・トヨタホーム
  • ・パナソニック
  • ・河村電器
  • ・内外電機

 

国内だけでも20社以上のメーカーがEV充電器を製造しており、形式や費用などもさまざまです。
トヨタなどの自動車メーカーがEV充電器を製造している場合もありますが、大手家電メーカーであるパナソニックなども積極的に開発・製造を行っています。

 

おすすめのEV充電器メーカー6選とその特徴

ここからは、おすすめのEV充電器メーカーと、製造されている製品の特徴を紹介します。

 

メーカー①日東工業

 

日東工業が製造するEV充電器には、以下のような仕様と特徴があります。

 

日東工業のEV充電器「EVP-1GTVA」の仕様

設置方法 壁面取り付けタイプ
対応車種 EV、PHEV
ケーブルの有無 ケーブル搭載(長さ7m)
安全性 3桁ダイヤル錠
定格電圧・定格電流 200V、連続定格16A
材質 ステンレス、アルミ
使用温度範囲 -20~+40℃
サイズ・質量 215×870×140mm、17kg

 

日東工業のEV充電器は、ステンレスやアルミでできており、耐久性がある点が特徴です。
設置環境の気温が低くても作動するので、寒冷地に向いている製品だといえます。
壁面取り付け型でスペースがなくても設置できるので、公共施設から住宅まで幅広い環境に適しています。

 

そして、最大のメリットは、国内で主に使用されているEV、PHEVに対応している点です。
日本自動車研究所(JARI)の認証製品なので、安心して使用できる点もメリットとして挙げられます。

 

メーカー②パナソニック

 

次におすすめするメーカーは、パナソニックです。
パナソニックのEV充電器は、以下のような仕様と特徴があります。

 

パナソニックのEV充電器「DNC321K/DNC321PK」の仕様

設置方法 壁面取り付けタイプ
対応車種 EV、PHEV
ケーブルの有無 ケーブル搭載(長さ6.2m)
安全性 鍵付きハンドルあり、ケーブルは本体に収納可能
定格電圧・定格電流 200V、20A
材質 銅板
使用温度範囲 +10~+40℃
サイズ・質量 300×1,100×145mm、17kg

 

こちらの製品も、壁面取り付けタイプで、スペースを広く確保しなくても設置が可能です。
ケーブルを本体に収納できるうえに、本体には鍵をかけられるので、セキュリティや安全性に優れている点が特徴といえます。

 

ただし、本体は銅板でできているので、傷つくと錆びにつながりやすい点に注意が必要です。
パナソニックは大手の家電メーカーなので、サポート体制やアフターフォローが十分に整っている点も大きなメリットです。

 

メーカー③トヨタホーム

 

続いて、トヨタホームのEV充電器の仕様や特徴を紹介します。

 

トヨタホームのEV充電器「EVH1-H/EVH1-H-M」の仕様

設置方法 壁面取り付けタイプ
対応車種 EV、PHEV
ケーブルの有無 ケーブル搭載(長さ7m)
安全性 南京錠が取り付けられる穴がある
定格電圧・定格電流 200V、連続定格16A
材質 樹脂
使用温度範囲 -20~+45℃
サイズ・質量 240×415×240mm、7kg

 

こちらの充電器は、ほかのメーカーの壁面取り付けタイプのEV充電器と比べると、コンパクトで軽い点が特徴です。
大手自動車メーカーであるトヨタ自動車のグループ企業なので、トヨタのEV車を愛用している方には特におすすめです。

サポートやアフターフォローのほかにも、コンセントカバーの取り付けやLEDライトの追加などのオプションが豊富である点も、自動車メーカーならではのメリットといえます。

 

メーカー④東光高岳

 

壁面取り付けタイプではなく、公共施設に設置されることが多いスタンドタイプのEV充電器のおすすめメーカーの1つとして、東光高岳が挙げられます。
東光高岳のEV充電器の仕様と特徴は、以下のとおりです。

 

東光高岳のEV充電器「HFR1-50B9」の仕様

設置方法 スタンドタイプ
対応車種 EV
ケーブルの有無 ケーブル搭載(長さ6m)
安全性 非常停止スイッチ付き
定格電圧・定格電流 200V、125A
材質 メッキ
使用温度範囲 -10~+40℃
サイズ・質量 665×1,734×407mm、270kg

 

東光高岳の製品は、国内で3,500台以上の販売実績があるので、この実績から製品の品質の高さがうかがえます。
有事の際のサポートや、アフターフォローも充実しており、24時間対応のコールセンターがある点も安心できるでしょう。

 

メーカー⑤新電元工業

 

スタンドタイプのEV充電器を扱うおすすめのメーカーとして、新電元工業も挙げられます。
以下に、仕様と特徴を紹介します。

 

新電元工業のEV充電器「SDQC-30-S-C」の仕様

設置方法 スタンドタイプ
対応車種 EV、PHEV
ケーブルの有無 ケーブル搭載(長さ5.5m)
安全性 雷サージ保護搭載
定格電圧・定格電流 200V、75A
材質 ステンレス鋼
使用温度範囲 -10~+40℃
サイズ・質量 550×1,700×900mm、245kg

 

この製品は、耐腐食性に優れたステンレス鋼製の、スタンドタイプのEV充電器です。
特徴としては、落雷時の電圧サージから本体を保護する、雷サージ保護が搭載してある点が挙げられます。

よって、屋外に設置しても、雨風や雷の被害を受けにくいというメリットがあります。
セキュリティロックや、寒冷地用のヒーターなどの追加オプションをつけられる点も嬉しい特徴です。

 

メーカー⑥内外電機

 

内外電機も、スタンドタイプのEV充電器の開発・製造を盛んに行っています。
以下が、製品の仕様と特徴です。

 

内外電機のEV充電器「EVCSP-1K1」の仕様

設置方法 スタンドタイプ
対応車種 EV、PHEV
ケーブルの有無 ケーブル搭載(長さ5m)
安全性 鍵付きスイングハンドル
定格電圧・定格電流 200V、20A
材質
使用温度範囲 0~+50℃
サイズ・質量 250×1,500×250mm、44kg

 

内外電機のEV充電器は種類が豊富で、スタンドタイプで複数台充電できるタイプもあります。
スタンドタイプのEV充電器のなかで特に軽量で、設置しやすい点が特徴です。
上記で紹介している製品は、ケーブルが収納できるうえに、鍵付きのスイングハンドルが採用されているので、防犯の面も優れています。

 

ただし、本体が鉄でできているため、傷つくと錆が生じるおそれがあります。
また、気温が低い地域では使用できないケースもあるので、注意してください。

 

EV充電器の選び方

メーカーごとの製品の仕様や特徴を紹介しましたが、結果的にどのEV充電器がよいのか迷う方もいらっしゃるでしょう。
ここからは、EV充電器を設置する場合と、利用する場合の選び方のポイントを紹介します。

 

設置する場合

EV充電器を設置したいとお考えの方は、以下のポイントを意識してEV充電器を選んでみてください。

 

EV充電器の設置の際に意識すべきポイント

  • ・1か所に複数設置することを考える
  • ・充電ケーブルの長さが十分にある製品を選ぶ
  • ・互換性が高い製品を選ぶ
  • ・サービスやアフターフォローが充実している製品を選ぶ

 

公共の施設や駐車場では、複数のEV充電器を設置することを念頭に置いて、予算やスペースを考えましょう。
EV充電器では、1台の充電に30分程度時間がかかるので、そのあいだに別のEV車が充電に訪れた場合、待つ時間が長くなります。
よって、混雑回避のために、複数台設置することがおすすめです。

 

EV車によって、充電口の位置は異なるので、充電ケーブルが長いほうが駐車位置を気にせず充電できて便利です。

 

EV車やEV充電器は、多くのメーカーが製造しているので種類がありますが、なかにはテストや試験を行っていない、互換性の低いEV充電器も存在します。
そのため、充電できる車種が詳しく記載してある、互換性が高いEV充電器を選びましょう。

 

そして、サービスやアフターフォローが十分にある製品を選ぶことも重要です。
EV充電器は、屋外に設置する場合がほとんどであり、意外と壊れやすいので、故障の修理や交換などのサービスをしてくれるメーカーの製品を選ぶことをおすすめします。

 

利用する場合

EV充電器を利用する際に、押さえておきたいポイントを紹介します。

 

EV充電器の利用の際に意識すべきポイント

  • ・EV充電器が設置されている近隣の施設やスポットを把握しておく
  • ・ご自身のEV車に対応しているEV充電器かどうかを確認する
  • ・充電にどのくらいの時間がかかるのかを把握しておく
  • ・充電にかかる費用をあらかじめ把握しておく

 

EV車を充電する際に、まず把握しておきたいポイントは、EV充電器が設置されている近隣の施設や駐車場を確認しておくことです。
目的地にたどり着くまでに、充電が必要な場合は、EV充電器が設置されている経路上のサービスエリアや、コンビニエンスストアなどを把握しておきましょう。

 

EV充電器にはさまざまな種類がありますが、互換性が高い充電器かどうかも重要なポイントです。
EV車には対応しているけれども、PHEV車には対応していなかった、というケースも少なくありません。
あらかじめ充電スポットの設置場所と、互換性の高さを確認しておきましょう。

 

また、充電器によっては出力電力が低く、充電に時間がかかる場合もあります。
その場合、充電にかかる費用も変わるので、事前に調べておくとよいでしょう。

 

メーカーごとの製品の特徴を把握してご自身のEV車に合ったEV充電器を選びましょう

いかがでしたでしょうか。

 

EV車ならびにEV充電器は、近年盛んに開発や製造が行われており、国内だけでも20社以上のメーカーがEV充電器を売り出しています。

 

EV充電器には、設置スペースのいらない壁面取り付けタイプや、公共の駐車場などで見かけるスタンドタイプなどがあります。
そこにくわえて、メーカーごとに特徴や違いがあるので、どの製品を選ぶべきか迷ってしまうかもしれません。
設置する場合でも利用する場合でも、目的や使用感を重視して選びましょう。

 

EVライフでは、EVスタンドやEV充電器の設置のサポートやサービスを提供しています。
EV充電器の導入をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

この記事の監修者

監修者の写真

宮尾 魁

第1種電気工事士

宮尾 魁

第1種電気工事士

<保有資格>

第1種電気工事士、2級電気工事施工管理技士

<略歴>

電気工事会社で工事業務を担当し数々の大規模プロジェクトに携わり、高い技術と専門知識を習得。組織内の工事プロジェクトの指揮を執る。革新的な技術や効率的なプロジェクト管理を取り入れる手法は業界内での評価も高い。

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