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EVとガソリン車はどちらが安い?走行コストと車両価格で比較

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電気自動車・電動モビリティに関することなら【EVライフ】 > EVの基礎知識 > EVとガソリン車はどちらが安い?走行コストと車両価格で比較のポイント

EVの基礎知識

EV POINTS

比べてみよう! EV車 vs ガソリン車

電気自動車(EV車)への買い替えに興味はあるけれども、例えば、ガソリンエンジン車と比較して燃費は良いのだろうか、価格が高そう...など気になることが多いはず。そこで、知っておくと役立つ4つの比較事例をご紹介します。

走行コストが安いのはどっち?

エネルギー価格高騰の話題が度々上がりますが、ドライバーにとっては少しでも走行コストを抑えたいものです。

では実際にどれくらい走行コストに差があるのか、2022年8月時点で販売されている電気自動車『日産リーフ X』とガソリン車『日産マーチ X Vセクション』を一例に、それぞれ満タン充電・給油した場合のコストについて比較してみます。

日産リーフ X
バッテリー容量40kWh
一般家庭(50A/200V)で、3kW普通充電器で充電した場合の時間
約16時間=48kWh
1カ月の電力使用量が120kWh〜300kWhを想定 26円48銭/kWh
電気代 約1,270円
日産マーチ X Vセクション
タンク容量41L
経済産業省資源エネルギー庁「石油製品価格調査」による
2022年8月10日時点でのレギュラーガソリン価格 170.1円/L
ガソリン代 約6,970円

※ 上記の比較表はあくまでも目安です。電気代は、基本料金は含まず、利用時間帯やバッテリー残量などにより満タンまでの時間が変わります。

メーカーサイトによると『日産リーフ X』は一充電走行距離が322km(WLCTモード)なので、1/3の約100km走行コストをざっくりと計算すると約400円となります。『日産マーチ X Vセクション』は燃料消費率がWLCTモードで17.6km/L、市街地モードで12.6km/Lとなり、日常使いを想定(市街地モード)して約100km走行コストを計算すると約1,360円となります。

意外かもしれませんが、電気自動車の方が走行コストは安いことがわかりました。

車両の価格が安いのはどっち?

車両の価格については、結論からいうと電気自動車の方が高いです。日本政府の「2050年カーボンニュートラル宣言」により、多くの自動車メーカーが電気自動車へとシフトしていますが、それでも販売価格はガソリン車の方がまだまだ安いようです。

走行コストで比較したガソリン車『日産マーチ X Vセクション』は、メーカー希望小売価格1,485,000円(税込  ※1)ですが、【補助金対象となるEV車と充電インフラ】の記事内で一例として紹介した補助金対象電気自動車の定価は、約260万〜1,100万円でした。200万円以下で購入できる普通自動車の電気自動車は、現時点では無いようです。

参考までに——『日産リーフ X』は、メーカー希望小売価格3,709,200円(税込 ※1)です。

販売台数の推移

日本自動車販売協会連合会の統計データをもとに、ガソリン車と電気自動車の2021年1〜12月の販売台数について比較してみました。下記の表のとおり、圧倒的にガソリン車の販売台数が多く、電気自動車の販売台数は合計数の約2%という結果でした。

車両重量税

ガソリン車 EV車 合計
1,183,128 21,139 1,204,267

(参考 http://www.jada.or.jp/

しかしながら、2021年8月にガソリン車の販売台数が10万台割ったのを機に、下方傾向にはあるようで、2022年においても6月までの販売台数の推移をみると10万台を超えたのは3月のみでした。電気自動車の販売台数は、概ね2,000台前後で推移していますが、2022年1〜6月の合計が約14,800台となっていて、半年で既に2021年度の販売台数の50%を超えています。

自動車販売台数全体からみると、電気自動車の販売台数は微々たるものですが、これから充電スポットなどの充電インフラが整い、車両価格もお手頃になるとグッと伸びていくかもしれません。

2022年1月〜6月 燃料別販売台数/乗用車

横にスクロールしてご覧下さい。
1月 2月 3月 4月 5月 6月 6カ月合計
ガソリン車 74,942 81,978 126,830 72,246 60,544 74,770 491,310
EV車 1,691 2,281 4,219 1,610 1,572 3,379 14,752

(参考 http://www.jada.or.jp/

充電スポット vs ガソリンスタンド

経済産業省が取りまとめた令和2年度末(令和3年3月31日現在登録ベース)の全国の給油所数は29,005給油所で、令和元年度末と比べると632給油所減っているそうです。対抗する充電スポットは、ゼンリンによる2022年3月末時点での調査(※2)では、全国約2万1千箇所まで急増しています。

現在普及が進む充電インフラは、公共スペースのほか、戸建住宅やビル、商業施設などに設置されていくとさらにその数は増えていくはずです。ここ数年、ガソリンスタンドは前年対比のマイナス2%程度が廃業しているので、そう遠くない未来に充電スポットとガソリンスタンドの数は逆転しているかもしれません。

※ 写真はすべてイメージです。

この記事の監修者

監修者の写真

宮尾 魁

第1種電気工事士

宮尾 魁

第1種電気工事士

<保有資格>

第1種電気工事士、2級電気工事施工管理技士

<略歴>

電気工事会社で工事業務を担当し数々の大規模プロジェクトに携わり、高い技術と専門知識を習得。組織内の工事プロジェクトの指揮を執る。革新的な技術や効率的なプロジェクト管理を取り入れる手法は業界内での評価も高い。

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