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EV(電気自動車)の充電時間は?走行距離と長距離走行の際のポイント

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EVの基礎知識

EV POINTS

EV車の充電時間と充電走行距離

電気自動車(EV車)は、外部電源からバッテリーに充電した電力を使い、電動モーターを動力源として走行する100%電気の自動車です。すべての動力を電力でまかなっているゆえ、「バッテリー切れ」にならないよう、充電にかかる時間や充電による走行距離を知っておくことが重要。2種類ある充電器の充電時間、一度に満タン充電した場合の走行距離の目安をご紹介します。

充電にかかる時間【普通充電】

個人宅からマンションやビルまで、幅広く導入できる普通充電器は、電力仕様(電気の送り方)や電力出力(消費電気エネルギー)の大きさにより充電時間が変わります。

電力仕様は単相交流100Vまたは200V(※1)となり、普通充電器の主な電力出力は3kW〜6kWになります。では『LEXUS UX300e』を一例として、電力出力などの違いによる充電時間を比較してみます。

バッテリー容量 54.4kWh
電力仕様 AC200V/16A AC200V/30A
電力出力 3kW 6kW
充電時間 約14時間 約7時間30分

※上記の充電時間は、普通充電器スタンドを用いた場合の充電時間です。
※充電時間はあくまで目安の時間です。普通充電器(スタンド)の仕様や駆動用電池の残量、外気温などの条件により、充電完了までに必要な時間は変化します。

メーカーや車種などにより、近似のバッテリー容量でも充電にかかる時間が異なることは大前提ですが、週末ドライバーの方や1日に1〜2時間程度の利用頻度であれば、3kWの充電設備でも十分だといえます。ちなみに、一般家庭では主に単相交流100Vを使用していますが、200Vの電圧へ変更することは可能です。

  • ※1 複合ビルなどでは、三相電流200Vを利用している場合があります。また普通充電器は、三相交流では使用できないものが多く、事前に確認が必要です。

充電にかかる時間【急速充電】

高速道路のサービスエリア・パーキングリア(SA・PA)、自動車販売店やコンビニエンスストアなどに導入されている急速充電器は、電力出力が10kW〜200kWと幅広くあり、短い滞在時間を活用した継ぎ足し充電として利用されることが多く、パワフルに電気を送る必要があるため、電力仕様は三相交流200Vなどになります。

充電時間は、普通充電と同じく電力仕様と電力出力の大きさに比例し、サービスエリアのような長距離走行が見込まれる場所に設置されている急速充電器は、電力出力40kW以上のものが多いようです。

では、急速充電も『LEXUS UX300e』を一例として充電時間を紹介します。

バッテリー容量 54.4kWh
電力仕様 AC200V/125A
電力出力 50kW
充電時間 駆動用電池 約75%
約50分
駆動用電池 満充電
約80分

※上記の充電時間は、CHAdeMO規格に準拠した急速充電器(スタンド)を仕様した場合です。
※充電時間はあくまで目安の時間です。急速充電器(スタンド)の仕様や駆動用電池の残量、外気温などの条件により、充電完了までに必要な時間は変化します。

このように、バッテリー容量が50kWhを超える電気自動車でも60分前後で充電が完了し、メーカーや車種などにもよりますが概ね30〜60分程度で80%を充電することができます。

一充電走行距離と長距離走行の際のポイント

満タン充電した電気自動車がどれくらい走行できるのか、「一充電走行距離(国土交通省審査値)」として各自動車メーカーのサイトに掲載されていますが、【補助金対象となるEV車と充電インフラ】の記事内にある「令和4年度 補助金対象EV車」で一例を確認することができます。

例えば、前述に登場した『LEXUS UX300e』は、一充電走行距離はJC08モード/408km、WLCTモード/367km(※2)です。

JC08モードは2006年に策定された日本独自の燃費試験モードで、2020年9月以降に日本国内で発売される新車は、国際的な基準であるWLCTモードに変更されています。補助金対象車の多くがWLCTモードでの距離が示されており、約180〜600kmが一度の充電で走行できる距離となります。

最後に、何100kmと長距離走行する際は「バッテリー切れ」にならないよう、事前に充電スポットがどこにあるのか確認しておくことが大切です。たとえ満タン充電したとしても、当日の運転環境(天候や渋滞、エアコンの使用など)により電気が大幅に消費されることがあります。

急速充電器で10〜15分充電すれば、数十kmは走行できますし、最近では電力出力が90kW超えのハイパワー急速充電設備もあるようです。安心・安全で走行するためにも、充電スポットを上手に活用しましょう。

※写真はすべてイメージです。

この記事の監修者

監修者の写真

宮尾 魁

第1種電気工事士

宮尾 魁

第1種電気工事士

<保有資格>

第1種電気工事士、2級電気工事施工管理技士

<略歴>

電気工事会社で工事業務を担当し数々の大規模プロジェクトに携わり、高い技術と専門知識を習得。組織内の工事プロジェクトの指揮を執る。革新的な技術や効率的なプロジェクト管理を取り入れる手法は業界内での評価も高い。

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