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電気自動車はやめとけといわれる理由は?よくある3つの誤解について
電気自動車はやめとけといわれる理由は?よくある3つの誤解について

「電気自動車はやめとけ」という声を見聞きし、購入を迷っている人は多いのではないでしょうか。実は、噂になっているデメリットには、誤解も含まれています。購入を検討している人は、正しい情報を得たうえで判断することが大切です。
本記事では、電気自動車はやめとけといわれる理由や誤解されやすいポイントを整理したうえで、実際のメリットについても詳しく解説します。
電気自動車はやめとけといわれる理由は?よくある3つの誤解について
電気自動車はやめとけといわれる3つの理由

近年、電気自動車は徐々に普及しつつありますが、「やめとけ」という噂を耳にして購入をためらう人も少なくありません。
ここでは、なぜ「やめとけ」といわれるのか、その理由を解説します。
車体本体価格が高めだから
電気自動車は大容量のバッテリーを搭載しており、その生産コストの高さが車両価格を押し上げる傾向にあります。特に、バッテリーの主原料であるリチウムなどのレアメタルは希少性が高く、多くを海外からの輸入に頼っているため、コストを下げるのが難しい状況です。
同クラスのガソリン車と比較すると、電気自動車のほうが数十万~100万円以上高くなるケースもあります。こうした購入時の負担の大きさが「やめとけ」といわれる一因といえるでしょう。
選べる車種が少ないから
電気自動車はガソリン車に比べてラインナップが限られています。特にミニバンをはじめとした人気の高いボディタイプでは、これまで選択肢がほとんどありませんでした。
近年は輸入車を中心に一部の車種が登場し始めていますが、いずれも高価格帯のモデルにとどまっています。
また、軽自動車規格の電気自動車も、現状では数車種程度にとどまっており、選びたくても選べない状況にあるのが実情です。ただし、今後は各メーカーから新型車の投入が予定されているため、選択肢は徐々に広がっていくと見られます。
中古市場での流通が少ないから
電気自動車はまだ普及の途上にあり、中古車として出回る台数自体がガソリン車に比べて少ない点も「やめとけ」といわれる理由の1つです。
中古車市場では、同じ年式・走行距離の車を比較して相場を把握するケースが一般的ですが、電気自動車は流通量が少ないため、参考にできる情報自体が限られています。
加えて、バッテリーの劣化状態によって査定額が大きく変わる点も無視できません。劣化の度合いは外見からは判断しづらく、買い手側の不安要素になりやすく、中古電気自動車はガソリン車に比べてリセールバリューが低くなる傾向にあります。
電気自動車にまつわる3つのよくある誤解

電気自動車のイメージは、実態と異なる内容で広まっている部分も少なくありません。こうした誤解は、正しい情報を知ることで解消できるでしょう。
ここでは、よくある3つの誤解を解説します。
充電設備を自宅に設けなければならない
ガソリン車は給油のたびにガソリンスタンドへ立ち寄るのに対し、電気自動車は自宅で充電するイメージが浸透しています。
しかし、外出先のディーラーや商業施設、高速道路の充電スポットを活用すれば、自宅充電なしでも日常的な運用は十分可能です。通勤先やよく出向くエリアに充電できる場所があれば、負担なく続けやすいでしょう。
近年は公共の充電スポット数も増加傾向にあり、外出先での充電のしやすさは年々向上しています。
環境に悪い
バッテリーの製造工程では多くのエネルギーを使うため、電気自動車は製造段階のCO2排出量がガソリン車より多くなる傾向にあります。
一方、環境省の報告書では、電気自動車の発電及び電池製造に係るCO2排出量は、ガソリン車の走行及び燃料製造に係るCO2排出量を下回るという分析結果が示されています。
参照:環境省|令和3年度自動車リサイクルにおける2050年カーボンニュートラル実現に向けた調査検討業務報告書
製造時だけを見れば電気自動車が不利に思えますが、稼働中を含めて比較すると、必ずしもそうとは言い切れません。
なお、組立・廃棄・リサイクルの段階でのCO2排出量については、ガソリン車と電気自動車でほとんど差がないとされています。
航続距離に不安がある
電気自動車は航続距離が短く、長距離移動には向かないというイメージを持つ人も多いでしょう。
しかし、近年の主流モデルは400~600km程度の航続距離を備えており、通勤や買い物などの日常づかいであれば十分な性能といえます。購入を検討する際は、自分の使用用途にマッチするバッテリー容量の車種を選択することが大切です。
ただし、カタログに書かれている数値は、あくまでも理想的な条件下で検証されたものであり、高速道路の走行やエアコンの使用状況によって、実際の航続距離は変動します。
電気自動車のメリット

電気自動車には、ガソリン車にはない魅力もあります。ここでは、代表的な4つのメリットを紹介します。
加速性能が高い
電気自動車のモーターは、アクセルを踏んだ瞬間から力強い回転力を発生させる特性があり、発進時にスムーズな加速を得やすい点が特徴です。ガソリン車のエンジンが回転数を上げてから力を発揮するのに対し、モーターは停止状態からすぐに最大の力を出せます。
そのため、多段の変速機を必要とせず、少ないアクセル操作でも軽快に走り出すことが可能です。信号スタートや坂道発進でも滑らかに加速でき、日常の運転をより快適にサポートしてくれるでしょう。
静かな空間を維持できる
電気自動車はエンジンを持たない構造です。ガソリン車は燃料の燃焼で生じる爆発音をマフラーで抑えていますが、電気自動車のモーターにはそうした燃焼音や振動がそもそも発生しません。
そのため、走行中の車内は落ち着いた静けさを保ちやすく、特に発進時や低速走行時は、モーターの駆動音もほとんど気にならない点は大きなメリットといえるでしょう。長時間の運転や車内で休憩する際も快適さを維持できます。
ランニングコストを抑えられる
自宅充電を中心に利用すれば、ガソリン代より電気代のほうが安く済むケースが多く、走行コストを抑えやすい点も電気自動車の特徴です。電気自動車の年間走行コストはガソリン車の約半分程度に収まるケースも少なくありません。
また、電気自動車はエンジンを搭載していないためオイル交換が不要なうえ、減速時に回生ブレーキが作動する仕組み上、ブレーキパッドの摩耗も緩やかです。消耗品にかかる費用が少ないぶん、メンテナンスコストも抑えられるでしょう。
補助金や税制優遇を受けられる
電気自動車を購入する際には、国のCEV補助金に加え、自治体独自の補助金を併用できる場合があります。地域や条件によっては、購入時の負担を大きく軽減できるケースもあるでしょう。
加えて、税制面でも優遇があり、新車登録時と車検時に発生する自動車重量税は免税です。また、毎年課される自動車税もガソリン車に比べて低い税額に抑えられます。
特に登録初年度は税額がさらに軽減される仕組みもあり、初期費用や維持費の負担を減らせる点は、電気自動車だからこそのメリットといえるでしょう。
電気自動車のメリット・デメリットは、以下の記事も参考にしてみてください。
https://ev-life.net/point/merit-demerit/
電気自動車に関するよくある質問

電気自動車を購入する際は、事前に疑問点を解消しておくと安心です。ここでは、よくある質問を解説します。
集合住宅でも充電設備を設置できますか?
分譲マンションなどの共用部分にEV充電器を設ける場合、多くのケースで管理組合の合意を得る手続きが必要になります。理事会や総会での承認を経てから、工事に進むのが一般的な流れです。
設置方法は、専有の駐車区画ごとに充電器を用意する方式と、共用スペースに設けた充電設備を住民間で使い回す方式の2通りがあります。マンションの規模や駐車場の構造によって適した方法は異なるため、管理組合や施工業者に事前に相談するとよいでしょう。
家庭用の充電設備については、以下の記事を参考にしてみてください。
https://ev-life.net/charging/household-type/
バッテリーの寿命はどれくらいですか?
多くのメーカーは、購入から8年、または走行距離15~30万kmに達するまでのいずれか早い時点まで、バッテリー容量が一定割合(7割以上)を下回らないことを保証しています。
劣化の進み方は一定ではなく、使用開始からしばらくは変化が出やすいものの、その後は落ち着いていく可能性が高いでしょう。
ただし、劣化を抑えるには、満充電のまま長時間放置せず、こまめに乗って充電残量を使い切るよう心がける必要があります。また、出発直前に充電を終えるなど、満充電の状態を長く保たない工夫も、バッテリーの寿命を延ばすポイントです。
バッテリーを長持ちさせるコツについては、以下の記事でも解説しています。
https://ev-life.net/charging/battery/
災害時でも電気自動車は役立ちますか?
経済産業省は、災害時の非常用電源として電気自動車をはじめとする電動車が役立つとしています。
理由の1つとして、電気自動車が搭載するバッテリーの容量の大きさが挙げられるでしょう。
また、避難先や被災地など、電気が届きにくい場所にも移動して電力を供給できる点も強みです。停電時には、冷蔵庫や照明、スマートフォンの充電など生活に欠かせない機器の電源として活用できます。
電気自動車を正しく知って快適なドライブを

電気自動車はやめとけといわれる理由には、誤解が入り混じっています。車体価格の高さや車種の少なさなどのデメリットがある一方で、充電設備や環境負荷、航続距離に関する不安の多くは、噂にすぎないケースも少なくありません。
補助金や税制優遇、静粛性、加速性能など、電気自動車独自のメリットもあるため、正しい情報を得たうえで判断することが大切です。電気自動車の購入を検討中の人は、お気軽にご相談ください。
電気自動車の購入や税金について詳しく知りたい人は、お気軽にご相談ください。
https://ev-life.net/contact/
※ 写真はすべてイメージです。
この記事の監修者
宮尾 魁
第1種電気工事士
宮尾 魁
第1種電気工事士
<保有資格>
第1種電気工事士、2級電気工事施工管理技士
<略歴>
電気工事会社で工事業務を担当し数々の大規模プロジェクトに携わり、高い技術と専門知識を習得。組織内の工事プロジェクトの指揮を執る。革新的な技術や効率的なプロジェクト管理を取り入れる手法は業界内での評価も高い。






















